ジムニー23と同じAZ-オフロードの部

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23がやってきた!

我が家に18年式
走行1800キロの
23がやってきた

23ってどうよ!

23を購入しようかどうか
迷っている方、必見
足回 り





ガレージセー ル
23用パーツあります。





我が家にジムニー23と同じAZ-オフロードがやってきました。

これから、おとジム流に仕上げて行き ま〜す。





23がやってきた!

  ある オークション会場で発見しましたのがこの23。18年式、走行1800キロ、室内は新車の香りに包まれています。人気の23ですから予算的にオーバー必 至。競り落とせるかどうか分かりませんが、悔しいのでスイッチをちょっ と押したところゲット! えっ、落としちゃった!?しかも○○ 万円。
 帰りの道中では「この値段ならお買い得だろう、いや〜、いい買い物をした、他に所有しているクルマは幌だから鉄屋根もいいだろう」などと言い訳をし ながら自分を納得させました。 
 
 
     

23の秘密

 プロが集うオークションでは、お買い得な価格にはそれなりの「わけ」があっ てのこと。その「わけ」とは……。
  1. このクルマ「マツダ AZ-OFFROAD」型式はJM23Wである。製造はスズキなのでジムニーと似ていますが、型式が異なるので全く別 の クルマとして扱われます。「ジムニーもどき」ですな。
  2. このクルマの評価書には「修復歴あり」と書かれています。つまり事故車?しかし、どこを修復したのか修復歴なしのジムニーと何度も見比べて確 認しましたがキレイに直してありますので、板金業のような専門家でないと分かりません。
  3. 「修復歴あり」のクルマはプロは手を出しません。店頭に並べても売れないのだろうね。
 そんな23ですが、その「わけ」を納得できればリーズナブルに購入できるので す。
 浮いたお金でサスペンションを交換してもよし、タイヤを交換してもよし、ペアーで宮崎旅行もよしとなるのです。いずれ、コケたときにも「いや〜、元々事 故車だから……」と精神的に早く立ち直ることができます。
 でも、本当に修復歴有りで大丈夫なの?との方のためにも、これから検証していきます。

   

おとジム号のコケシーン

提案します

23が欲しい〜!改造も したい〜!

 でも金が無い〜

「高年式の修復歴有車」

狙い目です

 


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23ってどうよ!

23を買おうかなと悩んでいる方、参考にしてください。
しかし、比較対象がジムニーJA11ですので、過大な期待や妄想は抱かないでください。
例えば、「乗り心地がよい」と書いてあっても、決してクラウンやセドリックを想像しないでください。

豪華装備

絢爛豪華です!サイドミラーがパタパタと電動で動いたりしています。

詳細はメーカーのカタログをご覧下さい。

  1. リモコン式キーレスエントリー
  2. 外気導入できるエアコン
  3. 空調にフィルターが付いている
  4. リヤガラスが黒色
  5. クラッチを踏まないとセルが回らない
  6. ヘッドライトが上下動する
  7. 三種の神器(ABS、エアーバック、プリテンション式シートベルト) 

運転席

 ダッシュボードには、ジムニーを始め四輪駆動車には必ず付い ていた助手席前の「バー(取手)」がなくなってしまいました。あのバーにs字フックを掛けて荷物をつり下げておくなど何かと役に立つのに残念です。メー ターパネルはクッキリと数字と針が確認できま す。空調レバー関係は、ダイヤル式で使いやすいものです。ウインカーとワイパーの操作感が大幅に良くなりました。
 シートは相変わらずの日本車ですが、まだヘタっていませんので今はまだ座っていられます。純正のシートは座面がフラットなので乗降性が良いです。シフト ノ ブは、自然な位置にありますがリモコン式のためカチカチとした気持ちよいシフトフィーリングは得られません。1速、2速ではゴリゴリとした感触ですし、ア イ ドリング時にはブルブル震え気持ちの良いものではありません。まだ、走行距離が2000キロなので、馴染んでいないことが原因と思われます。
 ジムニー伝統のトランスファーレバーが消えました。「2WD 4WD 4WD L」のボタンで簡単に切り替え操作できます。慣れ親しんだレバーが無いのは寂しく、操作する喜びが無くなってしまいましたが、これからボタン操作の良さを 追求して みます。
 ペダル類は自然な位置にありクラッチも軽いです。マニュアルミッション車にはフットレストが 装備されませんが特に必要性を感じません。雑誌などで「身体をホールドするにはフットレストに力をいれて…」と 書いているのを読んで真似をしましたが、左足を踏ん張っていては、素早いクラッチ操作ができませんでした。結局は、シートベルトをがっちり引いて、膝の 外側をフロアトンネルとドアに当て超ガニマタになって身体をホールドさせたほうが安定します。
 ウレタンハンドルは、本皮巻ハンドルに慣れた手には違和感を覚えますが、アフターパーツのハンドルに変更するとなると、エアーバックが取り付けられな いというジレンマに陥ります。
 

 


ハンドルにはマツダのマークです

 
犬の毛からシートを守るためカバーを掛けてみました。
ビニルレザーのため、夏場は蒸れるし、冬場は冷たいけど、汚れ避けは最高


オンロード走行

 クラッチペダルを踏みこんでイグニッションキーを捻りエンジン始動。 アイ ドリン グ時のエンジン音は静かで、シフトノブだけがブルブルと小刻みに震えています。ゴリッとした感触を伴いながら1速にいれ、 静かにクラッチを繋ぎアクセルを踏み込むとアルミブロックエンジン独特のヒューン音を伴いながらエンジンは回転を上げます。1速と2速ではギヤ比が離れて いるので、エンジン回転が落ちるのを待ってから2速へシフトアップ。ここでもゴリっとした感触を伴います。3速以降は小 気味 良く ギヤが入ります。気がつくと80キロ!加速感はないのですがスピードメーターを見てビックリとなります。エンジ ン回転数は5速80キロで約3200回転、そのままアクセルを軽く踏むとスルスルと加速し100キロで4200回転となります。高速時のエンジン音も ヒステ リックなもでは なく軽快なサウンドです。直進性も良く軽くハンドルに手を添えているだけで何処までも真っすぐに走って行く感じです。
 乗り心地はJA11と比較すると格段 に向上しています。JA11特有のガッツンといった突き上げがありません。「シュタッ、シュタッ」と凸凹を超えて行きます。しかし、コイルサス車特有の船 に揺られているような横揺れを感じます。車道と歩道の段差越え などでは顕著 に現れま す。
 ブレーキについてはマスターバックのおかげで軽い踏力で効くのですが、車体を完全に停止させるには意外と強く踏まなければなりません。市街地の ゴーアンドストップの連続では、右足の裏が痛くなります。これは多いに不満です。伝統的にジムニーのブレーキには不満があります。
 今回は初めてのABS装着車なので、その効果を試してみました。時速60キロからブレーキ ペダ ルが床と接触するような力で急ブレーキ!後輪が一瞬キュンと鳴きブレーキペダルからグッグッと小刻みな振動が連続して発生します。そのまま構わずブレーキ ペダルを踏み続けると 車体は安定 して急停車します。ABSはタイヤをロックさせないシステム。急ブレーキ中も、ハンドル操作を行い危険から回避する装置です。決して制動距離を短くするた めに使 うものではありません。しかし、乾燥した舗装路では、ハンドル操作をする間もなく急停車してしまいます。何度も繰り返し急ブレーキをかけ、ABSの作動領 域を足の裏に覚えさせました。なぜなら、ABS 無しのクルマから乗り換えると、この小刻みな振動に違和感を覚え無意識に踏力を緩めてしまうからです。踏力を緩めてしまうと、タイヤのグリップを最大限に 使おうとするABSの効果が半減してしまいます。



 電動パワステは、操舵力も軽く違和感もありません。JA11のように油圧 ポンプを常時作動 さ なくて良いので省燃費にもなります。先代のジムニーよりホイール ベースも伸びトレッドも拡張され、足回りも一新したので乗り心地や直進性も一般的なクルマの水準になりました。コーナーも弱アンダーステアを保ちながら旋 回 します。メーカーが莫大な金と時間を費やして設計、試験したものですから大きな不満はありません。個人的な好みですは、バネもダンパーも少し強くてもよい かな〜といっ た印象です。


純正リヤバネ(長いバネが右)

 純正タイヤは日本のトップメーカーBS製を装着。H/Tなので走行音も静 か で舗装路でのグリップは満足できるものです。峠道でもスキール音を発生させることが出来ませんでした。乾いたダートも走りましたが、グリップに不満はなく 乗り心地も良いものです。もっとも、純正タイヤでも限界を引き出し て走れるほ ど の腕もありませんが…。


まとめ
 
 クルマの本質は、楽して早く移動できることですが、これだけ自動車産 業が発達すると、メジャーメーカーのクルマには飽き 足らず異なるクルマに乗りたいと思う嗜好が出てきます。その根底 は解放されたい、既成概念や常識には一切捕われない自由な発想を満たしたいと思うからではないでしょうか。中でも「何処へでも行ける」を付加したクルマ は世界中でも超少数派で、その付加価値のために、ラダーフレーム、前後リジッド アクスルを頑なに守り乗用車に求められている一般的な性能をスポイルしているとんでもないクルマですが、「我ら少数派」の悦楽をリーズナブルでいて存分に 堪能させてくれるクルマがジムニーです。





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